ハイドロカルチャーと水耕栽培の違い

2023.02.25水耕栽培

植物の栽培方法には大きく分けて「土を使う方法」と「土を使わない方法」があります。土を使う方法を「土耕栽培」、土を使わない栽培方法を「ハイドロカルチャー」といいます。

土耕栽培は、露地やビニールハウス内などで土を耕して栽培する古くからの一般的な方法です。
ハイドロカルチャー(hydroculuture)は、ギリシア語で水を意味するhydroと、英語で栽培を意味するculutureを組み合わせた造語で、水耕栽培のみならず土を使わない栽培方法全般のことをいいます。

また、ハイドロボールと呼ばれる人工の植え込み材を使った栽培方法もハイドロカルチャーと呼ばれ、区別する場合は、こちらを狭義のハイドロカルチャーといいます。 
「ハイドロカルチャー」には広狭二つの意味がありますが、ここでは狭義のハイドロカルチャーと水耕栽培の違いについて述べていきます。

ハイドロカルチャーとは

どちらも土を使わず水と液体肥料で植物を育てますが、ハイドロカルチャーは、土の代わりに粘土を高温で焼いて発泡させたハイドロボールという粒状の石を使います。
ハイドロボールは細かい気泡がたくさん空いており、そこに水や空気を取り込んで植物に供給します。

ハイドロカルチャーのメリットは、無菌で清潔なので病害虫が発生しずらいこと、無臭なので設置場所を選ばないこと、洗って繰り返し何度でも使えるので経済的であること、などが挙げられます。

デメリットは、植物の生長は緩やかになるのであまり大きく育てることはできないこと、保水性が高いので水を与えすぎると根腐れを起こしやすいこと、無菌状態で微生物がいないため老廃物が蓄積され続けて根腐れを起こしやすいこと、などがあります。

水耕栽培とは

水耕栽培は水と液体肥料を混ぜた養液に根を浸し、照明で光合成を行わせる方法で、ポンプなどで養液を循環させる「流動法」と養液を循環させない「静置法」があります。

一般に、大規模な施設では水と液体肥料が混ざりやすい循環法が用いられ、家庭など小規模な水耕栽培程度なら、ポンプ等の施設が不要な静置法が用いられます。

水耕栽培のメリットは、都市部の室内でも植物栽培ができること、天候にも左右されないこと、適切に栄養を補給すれば成長が早いこと、 収穫後水洗いをしなくてもよいこと、などが挙げられます。
デメリットは、施設が必要なこと、照明やポンプの施設維持代がかかること、大根やにんじんのように下に伸びる根菜類を作るためには技術力が必要であることなどがあります。

関連記事:養液栽培(固形培地耕・水耕)と土耕栽培による違い

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