高麗人参の種類や製品タイプごとの特長とは

2020.08.7高麗人参

サプリメントをはじめ、高麗人参を原料とした様々な商品が販売されています。高麗人参がメインの商品、成分の1つとして採用される商品など、それは様々です。

では、あなたは「高麗人参」の効果や効能にどんなイメージを持っているでしょうか。
多く言われている効能・効果は、疲労回復、滋養強壮、体力維持、体質改善、低血圧症の改善から成人病の予防、更年期障害の緩和などがあります。

年齢とともに「体力を保ちたい」「健康に自信を持ちたい」と思っても、生活習慣や健康値が気になると感じることが多くなります。いつまでも若々しくいたい。そんな時に補助食品として取り入れていただきたいのが「高麗人参」です。

そこで、どんな製品があるのか、またそれぞれの特長についてご紹介します。

まず初めに、高麗人参とは?

高麗人参(パナックスジンセン)はウコギ科の多年草で、数千年前の中国最古の医学書にも登場し、滋養・強壮の漢方薬として古くから使用されていました。
別名の「朝鮮人参」「オタネニンジン」という名称でも知られています。

高麗人参の主要な有効成分はサポニン(ジンセノサイド)をはじめ、各種ビタミン、タンパク質、アミノ酸、炭水化物、ミネラルが含まれおり、緑黄色野菜である一般的な人参とは異なります。

食材としての高麗人参

高麗人参は加工された製品だけではなく、高麗人参そのものも流通しています。未加工状態で流通しているものは主に薬膳料理や薬膳酒の材料として使うことが多いようです。
高麗人参を使った料理と言ってまず思い浮かぶのは薬膳料理として有名な「参鶏湯(サムゲタン)」ではないでしょうか。薬膳とは、中国古来の食文化である「医食同源」の思想に則った調理方法です。この薬膳である「参鶏湯」に欠かすことのできない食材が高麗人参です。

高麗人参の種類

加工された状態ではなくそのまま製品として流通・販売されている高麗人参は、一般的に「水参」「白参」「紅参」にわけられます。「水参」も「白参」も「紅参」も、元は同じ高麗人参で、製法、加工法によって呼び名が変わります。

・水参:畑で栽培され、掘り出されたままの生の高麗人参
・白参:皮を剥き、天日乾燥した高麗人参
・紅参:皮が付いたまま蒸した後、時間をかけて天日乾燥した高麗人参

この中で高麗人参の有効成分サポニン(ジンセノサイド)の含有量が最も高いのは紅参です。皮付きのまま蒸し、乾燥することにより栄養成分をギュッと閉じ込めているため含有量が高くなっています。
また高麗人参は栽培に4~6年を必要としますが、栽培年数によりサポニンの含有量が異なります。6年かけて栽培した6年根が、サポニンをはじめとした栄養成分が最も豊富に含まれており高級品とされています。

高麗人参を主成分とする製品

すでにお話ししたように、高麗人参は薬膳としてそのままの状態で調理に利用することはもちろん、様々な製品に加工されて多くの方に愛用されています。
製品タイプごとの特長をご紹介します。

タブレット・錠剤・カプセル

摂取しやすく、飲みやすいので習慣化しやすいため、製品化されています。
栄養補助食品のサプリメントとして製品化されているので、健康維持を考える人には一番身近でしょう。形状として、カプセルや錠剤に大きな違いはありません。ただ、高麗人参の主成分であるサポニンの含有量は製品によりさまざまなので、確認しましょう。

液体・エキスタイプ

栄養ドリンクとしてもお馴染みのタイプです。長時間煎じた液は効率的に施主できる方法として本場韓国で最も好まれています。高麗人参の本場韓国では、エキスタイプが主流となっています。瓶のタイプだけではなく、パウチタイプも流通しています。

粉末

粉末状態はお茶にしたり、料理に使用します。高麗人参を使用したお茶は、六君子湯、十全大補湯、補中益気湯などが有名です。また粉末はさまざまな料理の調味料として使うことができるので、毎日の食事に気軽に高麗人参を摂りいれることができます。

まとめ

漢方薬としても効能・効果が実証されている高麗人参。
薬膳の食材としてそのまま摂ることもできますし、栄養補助食品のサプリメント製品としても摂れるので、生活スタイルにあわせて選べますね。中高年のはたらき盛りの方や更年期にお悩みの女性におすすめの健康食材です。和漢植物パワーが健康的な毎日をバックアップしてくれます。
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